オルビフロキサシン投与後の猫および犬における尿中代謝物の検討(短報)
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概要
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フルオロキノロン系抗菌剤オルビフロキサシン(OBFX)を猫と犬に皮下投与し, その後24時間に集めた尿における代謝物をHPLCで調べた.犬の尿では96%が未変化体で13%がOBFXのグルクロン酸抱合体であった.猫の尿では96%が未変化体で, 他の4%はマススペクトルを調べた結果, OBFXのN-hydroxy体と同定された.N-hydroxy体のin vitro抗菌力はOBFXよりも弱めであった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
著者
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松本 修治
大日本製薬(株)アニマルサイエンス部研究所
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北代 典幸
大日本製薬(株)アニマルサイエンス部研究所
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片江 宏巳
大日本製薬(株)アニマルサイエンス部研究所
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松本 修治
大日本製薬株式会社アニマルサイエンス部
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高橋 幹夫
マルピー・ライフテック(株)
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加藤 大智
東京大学農学部獣医内科学教室
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片江 宏巳
Dainippon Pharmaceutical Co. Ltd. Osaka Jpn
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