超弾性Ni-Ti合金のワイヤークラスプへの応用に関する基礎的研究
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概要
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Ni-Ti合金は, 形状記憶効果や超弾性効果などの特異的性質を示し, また耐食性も良いことから, 歯科領域においてもブレードインプラント, 矯正用ワイヤー, キャストクラスプへの応用について報告されているが, ワイヤースラスプへの応用についての報告はないように思われる. そこで筆者らは, ワイヤークラスプとして口腔内で使用するための超弾性Ni-Ti合金ワイヤーを試作し, 室温中および氷水中における屈曲の難易度, 屈曲限界, 形状記憶処理温度, 形状拘束処理法などの基礎的実験を行い, 臨床応用への可能性について検討した.
- 1987-06-01
著者
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小園 凱夫
九州歯科大学歯科理工学講座
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豊田 静夫
九州歯科大学歯科補綴学第1講座
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豊田 静夫
九州歯科大学
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三宅 茂樹
九州歯科大学歯科補綴学第1講座
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鱒見 進一
九州歯科大学 口腔機能科学専攻口腔機能再建学講座顎口腔欠損再構築学分野
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小園 凱夫
九州歯科大
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