コーヌス冠の維持力に関する基礎的研究 : 第1報 内冠の形態が維持力に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コーヌス冠を前歯部に使用した際に,前装部の厚みを確保するためにコーヌス角を大きくするかあるいは内冠の唇面をシャンファ一形にすることがある.内冠のコーヌス角と維持力の関係はかなり詳細に検討されているがシャンファ一量と維持力の関係は未だ明らかでない.本論文では,2種類のシャンファ一形の内冠および3種類のナイフエッジ形の内冠にそれぞれ外冠を作製し,圧縮引張り試験機を用いて維持力を測定した.その結果,コーヌス冠内冠の軸面をシャンファ一形にしても維持力の低下は認められず,むしろ,ナイフエッジ形の内冠と比較して増大する傾向が認められた.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1993-04-01
著者
-
城戸 寛史
九州歯科大学歯科補綴学第1講座
-
守川 雅男
九州歯科大学歯科補綴学第1講座
-
豊田 静夫
九州歯科大学第一補綴学講座
-
豊田 静夫
九州歯科大学歯科補綴学第1講座
-
豊田 静夫
九州歯科大学
-
城戸 寛史
九歯大・補綴1
-
城戸 寛史
九州歯科大学歯科第1補綴学講座
-
竹屋 克昭
九歯大・補綴1
-
竹屋 克昭
九州歯科大学歯科補綴学第1講座
-
竹屋 克昭
九州歯科大学 第1歯補綴
-
千草 隆治
九州歯科大学歯科補綴学第1講座
-
千草 隆治
大学院歯学研究科
関連論文
- 両側にわたる上顎骨欠損および上唇欠損を伴う症例に対する機能回復
- 改良型バイトゲージ : KOMゲージ
- 根面アタッチメント用Sm-Co磁石を用いた種々のマグネット系の吸引力
- 仮想咬合平面上におけるニュートラルゾーンの再現性について
- デンタル・サウンド・チェッカの臨床的応用法について : マイオモニタとの併用について
- 咬合位の変化によって顎関節部に顎機能障害ならびに膨隆を生じた1症例
- Sm-Co 合金磁石を用いた根面アタッチメントの臨床例 : 第 2 報 磁石の被覆法について
- 義歯裏装材および機能的印象材に対する義歯清掃材の影響 (第1報)
- Sm-Co 合金磁石を用いた根面アタッチメントの臨床例 : 義歯の側方維持について
- 坪根式 T 型顔弓および MS 型咬合器の理論と臨床 : 第 2 部 臨床編