オーチャードグラス (Dactylis glomerata L.) の生育時期と植物体器官によるミネラル消失率の差異
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概要
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オーチャードグラスのミネラルに対する個体選抜で, 家畜による利用性を考慮する必要があるかを調べるため, 去勢羊を用いたナイロンバッグ法による2試験を行った。試験1 では, オーチャードグラスの1番草の生育に伴って乾物分解率, Mg, Ca, Pの含有率, 最大可能消失率のいずれもが低下し, 消失率は主に乾物分解率に影響された。試験2では, 年4回の採草型刈取りでオーチャードグラスのミネラル利用率を他のイネ科2草種と比較した。4元素とも最大可能消失率は草種間には差が認められず, 品種間差は草種間差より小さいため, 個体選抜時にはミネラル利用性よりミネラル含有率, 乾物分解率を重視するのが良いと考えられた。
- 日本草地学会の論文
- 2001-06-15
著者
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