Dibrom, Ronnel, Sumithion の下水溝のアカイエカ幼虫に対する実地撒布効果
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概要
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川崎市内の下水溝に発生するアカイエカ幼虫に対し, Dibrom, ronnel, Sumithionの各乳剤稀釈液を撒布した結果, ronnelがもつとも少量で有効であり, Sumithionがほぼこれと同程度の効果をあげ, Dibromはこれより劣つていた.すなわち, ほぼ完全な駆除効果を得るためには, ronnelとSumithionでは, 水量に対し, 原体としておおむね0.25ppmの薬量が必要であり, Dibromでは, 1ppm以上の薬量を必要とする.なお, 供試した薬剤とも, 本実験程度の薬量では, サナギに対して, 全く効果が認められなかつた.RonnelとSumithionを比較すると, 前者の方が, 効力の持続期間が若干長いような傾向が認められた.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1962-08-31
著者
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