ヒョウヒダニのステージ別採集と発育消長について
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概要
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An experiment was carried out to isolate each stage of house dust mites [Dermatophagoides farinae Hughes, 1961,and D. pteronyssinus (Trouessart, 1897)] from mass culture with sieves of different mesh sizes, and further, to separate eggs from culture medium with a saccharose sedimentation technique. The fluctuation in number and age composition of a cultured population originated from approximately 1,000 eggs, which were obtained with the present method, was traced for 6 months. Culture medium (100g) was composed of equal amounts of dried yeast and mouse food powder. 1. The mite was separated roughly into each stage, and egg stage was purely collected by sieving. 2. More than 94% recovery was obtained at a saccharose concentration of 30% for D. farinae and 40% for D. pteronyssinus with adequate separation from culture medium. 3. The number of live mite increased up to (10)^4 mites at the 3rd month after beginning of the culture and began to decrease at the 5.5th month. On the other hand, the number of dead mites continued to increase gradually, and reached the same number to that of live mites at the 4th month and the 5th month in D. farinae and D. pteronyssinus, respectively. 4. The population size reached the peak at the 5th, 3rd, 4th and the 3.5th month for the female, male, trito-and protonymphs and for the larva, respectively, in a culture of D. farinae.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1982-03-15
著者
-
高岡 正敏
埼玉県衛研
-
下村 浩
宮崎医科大学寄生虫学教室:(現)広島大学医学部寄生虫学教室
-
石井 明
宮崎医科大学寄生虫学教室
-
加納 六郎
東京医科歯科大学・医学部・医動物学教室
-
高岡 正敏
東京医科歯科大学医学部医動物学教室
-
加納 六郎
東京医科歯科大学:国立科学博物館
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