脊髄悪性グリオーマ : 臨床像とその治療
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概要
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4例の脊髄悪性グリオーマを報告した.全例女性であり,診断時年齢は25~38歳,診断までの症状持続期間は1~6カ目であった.腫瘍亜全摘,部分摘出が各1例,2例で腫瘍生検が行われた.また,術中に体性感覚誘発電位や脊髄誘発電位を2例で記録し,残存した後索機能の温存を図った.組織学的には膠芽腫が1例,悪性星状細胞腫が3例であった.術後,放射線照射あるいは化学療法を各1例が受けたが,残りの2例は術後状態が不良であり,これら補助療法は受けなかった.全例,術後15カ月以内に死亡したが,生存期間は中央値で6カ目であった.短い病歴と急速な症状の進行により死亡するのが脊髄悪性グリオーマの通常の経過である.水腫瘍に対する手術および補助療法につき考察した.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1997-01-20
著者
-
福井 仁士
九州大学大学院医学系研究科附属脳神経病研究施設外科部門
-
福井 仁士
九州大学医学部脳神経病研究施設外科
-
藤井 清孝
北里大学 医学部脳神経外科
-
西尾 俊嗣
九州大学医学部脳神経病研究施設外科
-
森岡 隆人
九州大学医学部脳神経病研究施設外科
-
勝田 俊郎
九州大学医学部脳神経病研究施設外科
-
藤井 清孝
九州大学医学部脳神経病研究施設外科
-
福井 仁士
佐世保共済病院 脳神経外科
-
藤井 直樹
飯塚病院神経内科
-
勝田 俊郎
北九州市立医療センター脳神経外科
-
西尾 俊嗣
九州大学 大学院医学研究院脳神経外科
-
西尾 俊嗣
九州大学 大学院 医学研究院 脳神経外科
-
森岡 隆人
九州大学 院 医学研究院 脳神経外科
-
森岡 隆人
九州大学 脳神経外科
-
森岡 隆人
九州大学医学部神経内科脳神経外科
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