クリッピング困難な椎骨動脈瘤に対する治療選択
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概要
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Therapeutic occlusion of the vertebral artery (VA) is considered a treatment of choice for unclippable vertebral artery aneurysms and can be achieved with surgical or endovascular intervention. To avoid ischemic complications after treatment, the location and extent of obliteration must be carefully planned. We describe 3 cases of unclippable vertebral artery aneurysms and discuss proper therapeutic options for patients with various vascular structures. Risk of ischemic complications depends on two factors: location of the aneurysm, and the origin of the posterior inferior cerebellar artery (PICA). If an aneurysm is near the vertebral junction and PICA originates at a low position, the perforators probably arise from the long segment between these two structures. VA occlusion above the PICA may cause thrombosis at the stump end of the VA, which would affect the perforators. In this situation, the VA should be occluded below the PICA to avoid subsequent ischemia in the brainstem. The anterior spinal artery, another vital branch from the VA and sometimes visualized on angiogram, should also be preserved. A temporary balloon test occlusion of the VA is a useful adjunct to predict tolerance for ischemia in the basilar artery territory.
- 日本脳卒中の外科学会の論文
- 2000-09-30
著者
-
小林 英一
千葉大学 大学院医学研究院脳神経外科学
-
平井 伸治
千葉県循環器病センター脳神経外科
-
小林 繁樹
千葉県救急医療センター脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学医学部脳神経外科
-
平井 伸治
千葉大学脳神経外科
-
佐伯 直勝
千葉大学脳神経外科
-
山上 岩男
千葉大学脳神経外科
-
小林 英一
千葉大学脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学 大学院医学研究院脳神経外科学
-
山浦 晶
千葉大学大学院医学研究院神経統御学
-
山浦 晶
千葉大学 医学研究院 神経統御学
-
小林 繁樹
千葉県救急医療センター 脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学 脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学医学部 脳神経外科
-
山上 岩男
千葉大学医学研究院脳神経外科学
-
山上 岩男
千葉大学 大学院医学研究院 脳神経外科
-
小林 繁樹
千葉県救急医療センター
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