点列への曲面当てはめによる形状モデリング手法 : (<論文特集> 最先端画像映像生成処理技法)

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概要

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本論文では, 3次元空間上のデータ点列からそれによって表される物体形状をパラメトリック曲面として求める手法を提案する.複雑な形状の簡単な入力法として, 点列データからの曲面構成手法がいくつか考えられてきた.しかし, これまでに発表された方法だけでは, 多面体による近似表現になる, 必要以上に曲面が多くなる, 得られる曲面がパラメトリック曲面でない, といった問題点がある.そこで本論文では, 点列データに曲面を当てはめる形状構成手法を提案する.本手法は, 「制御点の計算」と「再パラメータ化」の反復により曲面を収束させ, 必要に応じて「曲面の分割」により高精度化を行うというものである.制御点の計算には最小2乗法を使い, 任意の数の曲面の微分連続な当てはめも可能である.本手法は, いくつかのデータを用意して実験した結果, 反復回数が非常に多くなることもあるが, おおむね数回の反復で適当な形状が得られた.
社団法人映像情報メディア学会の論文
1995-10-20

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