ブロック暗号の高速ソフトウェア実装法の改良
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概要
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第4回Fast Software Encryption Workshop(FSE4)において、Bihamによりソフトウェアによるブロック暗号の高速実装法が提案された。この実装法は、利用できる暗号利用モードに制限はあるが、プロセッサのワード長に比例して高速化が可能な新しい実装法である。この実装法では、通常テーブルルックアップを用いて実装する演算をAND, XOR, ORなどを用いた論理式で表現して計算する。この際に、なるべく少ない命令数で計算することが高速化の鍵となる。本稿では再帰表現多項式を利用した命令数削減アルゴリズムを提案する。このアルゴリズムをDESのS-boxに適用したところ、BihamがAlpha(DEC)上で約800命令必要としていたのに対し、XORとANDのみを使って702命令、さらにAlpha固有の命令を利用して653命令まで削減できた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
-
下山 武司
(株)富士通研究所
-
下山 武司
通信・放送機構
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盛合 志帆
ソニー株式会社
-
盛合 志帆
Ntt
-
盛合 志帆
通信・放送機構 横浜リサーチセンター
-
天田 誠一
通信・放送機構 横浜リサーチセンター
-
下山 武司
(株)富士通研究所ソフトウェア技術研究所
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