未知ワームを遮断すべきタイミングについて(セッション8-B:ワーム対策)
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概要
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企業内ネットワークにおけるワーム対策は,近年ますます重要性を増している.従来のワーム対策としては,ベンダから提供されるパターンファイルによる対策が主流となっている.一方で,これは既知のワームにしか適用されず,常に後手に回る傾向にある.これとは別に,ネットワークアクセスの振る舞いから未知/既知を問わずワームを検知・遮断する方式がある.この方式では,パケットの振る舞いでワームの検知を行うため,検知アルゴリズムがワームパケットと判定するまでに一定量のパケットを監視する必要がある.企業内ネットワークのノードが感染したとしても,必ずしも企業内ネットワークでワームが蔓延してしまうとは限らないが,ワームパケットをどのくらいの量で判定・遮断すればワームの蔓延を防止できるのかについては未解決の問題であった.本論文では,蔓延を防止するという立場になって考察することで,どのくらいの量でワームパケットを正しく判定しなければならないかを導出する一つの手法を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-03-16
著者
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