核言語KL1分散処理系 : ソフトウェアシミュレータによる評価
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概要
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核言語KL1は,5Gプロジェクト中期において開発される並列推論マシン(PIM)の機械語である.KL1の並列推論機能のベースとしては,GHC(Guarded Horn Clauses)が採用されており,現在,分散環境下でのGHCの実現方式の検討が行われている.分散処理系の構築にあたっては,GHCプログラムの実行イメージの明確化,効率的なゴール分散方式の確立が重要な研究課題である.そこで我々は,どのゴールをどのプロセッサに割付けるかをプログラム中に陽に指定する,プラグマ方式(Shapiro 84)と呼ばれるゴール分散方式の検討から始めることにした.我々は,まず,GHCを簡単化したFGHCを対象に,その分散実行をシミュレートするソフトウェアシミュレータを試作し,予備的な調査を行った.その結果,台数効果と言われる分散の効果を確認した.しかし,対象プログラムやプラグマの与え方によって, 分散の効果が変化することがわかった.今回,プラグマ方式の検討をさらに進めるため,1つのプログラムを対象に, 入力データによって分散の効果がどのように変化するのか,を中心に調査を行った. ソフトウェアシミュレータの詳細については(大原86)を参照していただきたい.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
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