オブジェクト指向論理型言語におけるコンパイル方式
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概要
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近年,プログラミングスタイル,プログラムの部品化,知識表現との親和性,等から,オブジェクト指向パラダイムが注目されている.独自のオブジェクト指向型言語としてはsmalltalkが有名である。また,既存の言語にオブジェクト指向を統合した新しい言語の提案も幾つか試みられている.一方,Prologを代表上する論理型言語は,その記述力,人間の思考に則した実行,等から高く評価されている.ここでは,この論理型書語とオブジェクト指向パラダイムが統合された言語における,コード生成方式について述べる.このコード生成方式は,以下のような特徴を持つ.・クラス内部の最適化特に最適化フェーズを設けることなく,変数自身に割当て情報を持たせることで,少ないコストで最適な変数のレジスタ割当て命令コード列を生成する.・クラス間にまたがった最適化クラス間でメソッドの記述を共用しつつも,実際に実行すべきメソッドを高速に探索する,論理型言語のインデキシングを利用した,メソッド選択処理の命令コードを生成する.なお,以下ではWarren1の中間コード(5)について一般的な知識があるものと仮定している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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