グラフ理論を用いたtruncated differential探索について
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概要
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近年, ブロック暗号の安全性を評価する上でtruncated differentialの役割が注目されている. ブロック暗号に対してtruncated differentialを利用して暗号攻撃を行なうには, その攻撃に利用できるtruncated differentialを見つける事が大変重要である. 従来の差分解読法では通常1bitごとのdifferentialを取り扱うのに対して, truncated differentialを利用した暗号解析では, 複数bitを1単位と見なして, その1単位と見なしたサブブロックごとのdifferentialを取り扱う. 一方, グラフ理論における最短経路問題の解法として, Dijkstraのアルゴリズム, Warshall-Floydのアルゴリズムなどが知られているが, 本稿ではtruncated differentialの探索へこれらの方法を適用する事を検討した. また, 実際に共通鍵暗号E2に適用し探索を行なった. 本稿ではその適用方法や探索計算量の比較を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-07-22
著者
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