焦点調節型3Dディスプレイを用いた3次元形状入力方式の提案
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概要
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立体表示観察時の疲労低減を目的として、両眼視差方式でありながら輻輳と焦点調節が矛盾しない立体表示(3DDAC:3D Display with Accommodative Compensation)を研究している。今回は本方式の焦点調節機能を生かした3次元形状の入力インタフェースへの応用を検討した。従来の3次元形状の入力方式の多くは、受動的または能動的な画像処理手法に属するが、受動的な手法は対応点の自動決定が困難で、能動的な手法はデータ取得条件に制限が多い欠点があった。これに対して、立体地図作成等で行われている人間の補助によりステレオ画像を処理する方法は、任意の画像に適用できかつ対応点の決定が確実な利点がある。そのため、複数視点から撮影したビデオ画像から簡易に形状復元する目的で、またホログラフィ表示のためのデータ作成の目的で最近見直される気運にある。しかし焦点調節と輻輳が一致していない従来の立体ディスプレイで、長時間ステレオ画像を観察して作業を進めることは、眼精疲労の原因となるため好ましくない。
- 1996-09-18
著者
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