立体視ディスプレイにより視覚情報を与えた際の音像定位
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概要
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現在の遠隔地通信・放送は, 主に2次元ディスプレイとステレオ(モノ)ホニックにより, 受信者に刺激が提示される.この刺激は, 現実のものとは異なるにも関わらず, 違和感をあまり感じないのは, 人間の諸特性を利用しているからである.しかし, 空間知覚の手掛かりの間での矛盾を解消することにより, より精度も高く, 疲労感の少ない空間情報の伝達が可能になるものと期待される.そこで, 輻輳調節矛盾を抑止した3次元立体視ディスプレイと3次元空間音像を提示することにより, 空間知覚精度がどのような変化を受けるのかを検証した.実験の結果, 聴覚刺激に基づく空間位置知覚のあいまいさが, 視覚刺激から得られる精度を低下させる場合があることが判明した.
- 1998-08-27
著者
-
宮里 勉
(株)atr知能映像通信研究所
-
杉原 敏昭
Atrメディア情報科学研究所:(現)(株)リコー
-
杉原 敏昭
(株)ATR知能映像通信研究所
-
西村 竜一
(株)ATR知能映像通信研究所
-
西村 竜一
(株)エイ・ティ・アール知能映像通信研究所
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