後処理不要のEu添加青色発光ゾルゲルガラス

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概要

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希土類イオンの光学的安定性とガラスの透明性、加工性といった長所の複合である希土類添加ガラスは多岐に渡る応用が研究されている。本研究では、ガラスの作製法として従来の溶融法ではなく、比較的低温でのガラス合成が可能なゾルゲル法を用いてSiO_2ガラスを作製した。また、希土類イオンとしてはEu^3+、母体組成としてはAl^3+及びNa^+を添加してその発光特性の変化を評価した。その結果、Alを添加した試料においてEu^2+のf-d遷移によるピーク波長410nmのブロードな青色発光が観測された。これはガラス骨格形成後の還元熱処理を必要としない、ゾルゲルプロセス中でのAlが関与したEu^3+の還元作用によるものと考えられる。
2000-10-06

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