話速を考慮した日本語の特殊拍判別
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概要
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日本語の特殊拍は主に持続時間によってその音韻性が判別されるものであるが、話速が変わると当然持続時間は伸縮するし、その伸縮率は音によって異なる。そこで、まず話速によっていかに各音の持続時間が変化しているのかを調べ、持続時間と話速との対応を数式化した。そして、その数式を利用して話速を考慮した特殊拍判別の手法を提案した。この手法は、特殊拍が存在する仮定と存在しない仮定の2つの話速を分節のレベルで推定し、推定した話速の値を用いて対象音の予測持続時間を計算し、実測値に近い方を選ぶという手法である。この手法によって、よい判別率で話速無依存の特殊拍判別が出来た。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-19
著者
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