音声のクラスタリングと正弦モデリングにもとづく波形接続型音声合成
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概要
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合成単位の切り出しと接続を自動的に学習する波形接続型日本語音声合成システムを作成し、その性能評価を行った。このシステムでは、波形の切り出しを音声自動認識に用いられているHMMにより行う。これによって、あたらしい音質の音声合成のための学習を容易かつすばやく行うことができる。学習所要時間は高性能のパーソナル計算機で数時間である。本システムはtriphoneモデルを用いているが、音響的特徴によりクラスタリングを行う。これによって合成単位の波形辞書サイズを自動的に調節することが可能である。波形接続に際し合成単位に対して行う韻律的特徴の変更操作として、従来のTD-PSOLAの他に、正弦波モデルによる分析合成をピッチ同期で行う手法 (SM-PSOLA) を提案した。予備的な実験の結果、SM-PSOLAにより比較的大きな韻律的特徴の変更が可能になることが示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-01-22
著者
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