対話音声の韻律的特徴の分析と合成
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概要
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朗読音声との比較により、対話音声の韻律的特徴を分析した。スキー場に関するテキストを用いて行った対話と、同じ内容の読み上げを収録し、音声資料とした。分析は、主として基本周波数パターン(F_0パターン)と発話速度について行った。F_0パターンについては、対話音声でベースラインが上昇し、アクセント指令の大きさが大きくなることなどが明らかとなった。対話中の語の役割との関係についても系統的な分析を行った。発話速度については、対話音声の場合、文頭で遅く、文中で速くなり、文末に向かってまた遅くなるという傾向にあることが示された。これらの結果に基づいてテキスト音声変換用の韻律規則を対話音声合成用に改変した。改変した規則の妥当性を、合成音声を用いた予備的な聴取実験により示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-05-19
著者
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