ピクセル値の和とピクセル値の二乗の和を用いて検出を行う航跡路検出法
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概要
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SAR(Synthetic Sperture Radar)画像において, 航跡を観測した画素の振幅値や電力値, すなわち, ピクセル値は, 航跡を含まない画素のピクセル値と比較して変化することが知られており, 従来, ピクセル値の総和を用いて航跡を検出していた.一般に, 航跡や周囲の海面(背景)のピクセル値の分布はK分布で表現され, パッチ(錯乱体)の数が少なくなるような海面の状態の場合に, ピクセル値の総和が大きくゆらぎ, 検出確率が劣化する.このゆらぎの大きさは, ピクセル値の二乗総和によって推定できるので, ピクセル値の総和と二乗総和を併用すれば, 検出確率を改善できることが予想される.ここでは, この方法による航跡検出法を提案し, シミュレーションによって有効性を確認した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-29
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