術中脳機能統合モニターの開発
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概要
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脳波(以下EEG)は脳の活動を知る上で豊富な情報を含んでおり, 脳機能解析などに広く用いられている.EEGの観察には, 時間波形の単純な描出の他にも, 周波数スペクトル表示, 2次元マッピング(トポグラフィ)表示など, 観測条件に適した様々な手法が用いられる.さらに, 術者に必要な情報を測定データから抽出する変化率二次元脳電図(Deviation Ratio Topography:DRT)[1]という手法も報告されている.本研究の目的は, これらの様々な脳機能解析手法を, 包括的に実現する簡便なシステムをパーソナルコンピュータ(以下PC)上に構築することである.特に, 臨床上有用な実時間処理が可能であることに重点をおいたシステムの構築を試みた.構築したシステムを臨床例に適応した結果, EEGの経時的および空間的変化を明瞭に捕らえることができ, 本システムの有用性が示された.
- 2001-07-06
著者
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永廣 信治
徳島大学医学部脳神経外科
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木内 陽介
徳島大学工学部
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永廣 信治
徳島大学医学部医学科
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長篠 博文
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部
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長篠 博文
徳島大学工学部電気電子工学科
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芥川 正武
徳島大学医学部保健学科
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七條 文雄
鈴江病院
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加治 芳雄
徳島文理大学理工学部
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中山 拓和
徳島大学工学部
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七篠 文雄
徳島大学 医学部
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七篠 文雄
徳島大学医学部
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永廣 信治
徳島大学医学部・歯学部附属病院脳神経外科
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