頸椎症による椎骨動脈血流不全症の2例 : 体位変換血管撮影の有用性について
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概要
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頭部回旋時のめまい・失神にて発症し,血管撮影にて頸椎症による椎骨動脈血流不全と診断し,外科的治療を行った2症例を報告する.2症例とも頭部を左に回旋した際のめまい・矢神にて発症した.頭部を回旋した状態での血管撮影では,椎骨動脈に軽度の狭窄を認めるのみであったが,頭部回旋に加え,上体を45度挙上した体位で椎骨動脈撮影を行うことにより,骨棘の圧迫による椎骨動脈の高度狭窄・閉塞を診断できた.この時,椎骨動脈の閉塞と同時に症状も誘発された.頭部回旋による椎骨動脈血流不全(rotational VBI)の診断に,体位変換血管撮影,特に上体挙上位での椎骨動脈撮影が有用であると考えられた.
- 2006-12-20
著者
-
戸井 宏行
川崎医科大学脳神経外科
-
永廣 信治
徳島大学医学部脳神経外科
-
永廣 信治
徳島大学脳神経外科
-
永廣 信治
高知赤十字病院脳神経外科
-
平澤 元浩
徳島大学医学部脳神経外科
-
戸井 宏行
徳島大学医学部脳神経外科
-
永廣 信治
徳島大学医学部・歯学部附属病院脳神経外科
-
戸井 宏行
川崎医科大学 脳神経外科
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