牛副腎骨髄質クロマフィン細胞の細胞内Ca^<2+>動態に及ぼす1.5T変動強磁界の影響(生体関連)

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概要

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Ca^<2+>除去培養液中,牛副腎髄質由来クロマフィン細胞にプラディキニンやアセチルコリンを添加すると,一過性の細胞内Ca^<2+>濃度増加が誘導された.しかし、この増加は最大1.5Tの矩形波様変動磁界に曝露すると、有意に抑制された。この抑制はイノシトール3リン酸(IP_3)の生成阻害によるものではなく、細胞内Ca^<2+>ストア膜および膜に存在するIP_3受容体が磁界の影響を間接的に受けるものと考えられる。また磁界曝露はミトコンドリア膜電位の変化および細胞内酸素取り込み速度の低下が測定された。磁界曝露は小胞体だけでなくミトコンドリアにも影響を及ぼし、これらが細胞内Ca^<2+>ストアからのCa^<2+>放出の抑制に関与する可能性が考えられる。
2004-01-13

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