歯科用磁性アタッチメントの吸引力解析

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概要

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歯科補綴物の1つであるオーバーデンチャーの維持装置として磁気的に義歯の維持を図ろうとする磁性アタッチメントは,支台歯に側方圧がほとんど加わらないため支台歯を痛めることなく義歯の維持が可能となる。現在,小型で吸引力の大きい磁性アタッチメントが開発されている。しかし,長期間の使用における顎堤等の変化により,義歯内に取り付けられた磁石構造体と歯根に装着されたキーパーとの間にわずかな空隙が生じる。これにより,それらの間の吸引力が低下する。そのために義歯の維持力,安定性が損なわれる恐れがある。そこで磁石構造体とキーパー間のギャップの増大に対して復元力の低下ができるだけ少ない磁性アタッチメントの開発が必要になる。本研究では,カップヨーク型とスプリットポール型磁性アタッチメントについて解析し,復元力の大きい磁性アタッチメントの構造について検討した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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