手腕運動に関する予測的調節・制御メカニズムの検討
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概要
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本研究では, 手・腕運動における予測的調節・制御メカニズムについて調べることを目的として, 運動するタイミングが重要となる視覚運動課題を用いて調べた. この結果, 感覚情報に基づいた粘弾性調節機構および予測情報に基づいた粘弾性調節機構の存在が明らかになり, さらに学習過程において感覚情報に基づいた粘弾性調節から予測情報に基づいた粘弾性調節に徐々に移行することを確かめた. さらに, 何らかの計算原理に基づいて筋活動が生成・計画されている可能性を示唆する結果が得られた. さらに, 予測的粘弾性調節を用いた運動制御スキームとの関連性について考察し, このスキームにより本実験で得られた結果の傾向が再現できる可能性についても考察した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-15
著者
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