体内植込み型装置のための共振型通信方式の検討

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
生体機能の補助や代行を目的に、マイクロプロセッサを用いた体内植込み型装置の開発が進められている。なかでも、心臓ぺースメーカや骨格筋刺激装置は、生体内部の心電図の伝送機能あるいは刺激モード等の動作パラメータの変更とその確認が体外から必要となる。しかし、これらの動作を装置内部の電源を使用して実現した場合、電池の早期消耗の原因となり結果として植込み期間の短鏥につながる。そこで我々は、植込み型装置内部に共振型通信回路を新たに追加し、体外から送信される搬送波を利用して逆に体内の情報を送出する方式を検討した。その結果、装置内部に特別な送信用電源を用意することなしにパラメータ送信機能(300bps)及び動作プログラムの書換え(242バイト)とその確認機能を実現した。今回は試作した装置の構成,通信方式,実験結果についで述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-09-29

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク