最小ノルム解を利用したマルチチャンネル音場再現システムにおける逆フイルタの性質

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概要

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マルチチャンネル音場再現システムを実現するために、最小ノルム解による逆フィルタ設計手法を提案してきた。最小ノルム解による手法では、逆フィルタ長、2次音源数が逆フィルタの設計に大きな影響を及ぼすが、これら要素の逆フィルタへの影響については検討されてこなかった。本稿では、室内伝達関数を用いて逆フィルタの設計について検討した。更に、実環境データを用いた計算機シミュレーションと音質の主観評価実験により、逆フィルタ設計について調べた。その結果、逆フィルタ長の大きさには依らず、2次音源数の増加が逆フィルタの性能向上に寄与することを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-05-21

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