述語「〜なる」の技術英文学術書にみる言語表現の一視点

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概要

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本資料は日本語の述語「〜なる」と技術英文学術書における英語の該言語表現について論じたものである。科学技術分野の学術書や論文において[数式]表現の述語として「〜なる」が頻繁に現れる。述語「〜なる」は表層的には単一表現形式であるが,「〜なる」と意訳可能な英語の言語表現は非常に豊富である。機械翻訳等に際しては,訳文の品質向上のために注意を払う必要がある。かかる観点から,調査対象を信号処理工学における"フーリェ変換の基礎理論"に限定して,[数式]表現末尾の述語「〜なる」に相当する英語の「〜なる」的言語表現について比較研究した。英語におけるこの種の言語表現の使用には文脈および文章作法に規則性が見られる。この調査結果は日英翻訳に役立つと考える。
1993-10-22

著者

野村芳男
東京工業高等専門学校

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