円周率πを利用した単文字換字秘密暗号と学習指導の一視点
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概要
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本論文は円周率πの小数位整数を利用した単文字換字秘密鍵暗号方式と暗号に賞用いられる真性乱数の学習指導の一視点について述べている。コンピュータ・ネットワークの進展と共に情報セキュリテはコンピュータ利用者にとって非常に重要な事項となってきた。筆者らは工学実験用暗号通信装置の暗号アルゴリズムと通信プロトコルを研究している。研究の視点は(1)簡易なアルゴリズムの単文字換字秘密鍵暗号は自ら設計できること, (2)暗号強度の高い暗号文字列を生成するためには、真性乱数が必要である。この真性乱数の数学的特徴を図式化すること, (3)真性乱数性を高める技術手段としてスクランブル化(撹乱)があり、その有効性を確かめること, (4)研究成果を暗号通信実験装置へ導入すること等である。本論文では上記の課題(1)、(2)、(3)の研究成果についてデータを中心に述べている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-07-18
著者
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