円周率π10,000桁で創る2元幾何乱数列の試み
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概要
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本論文は円周率πの小数位第1∼10000桁で創る2元幾何乱数列に関するものである.πの小数位整数の一様性に着目し,10進整数のうちm個を符号"0",(10-m)個を符号"1"へ対応させて2元ビット列を創り,符号"0"の理論生起確率をp=1/m,符号"1"のそれをq=(1-p)と見て生成ビット列(10000ビット)を幾何乱数性の観点から検討している.検討要因は(1)符号"0","1"の生起桁間隔数と連鎖個数の出現総数を解析的に求め,これと実出現総数と比較すること,(2)生起桁間隔数と連鎖個数の出現頻度分布の幾何級数性をχ^2帰無仮説検定によって評価すること等である.これらの検討結果から,この生成手法でも優れた2元真性乱数列および2元幾何乱数列が創れること等を述べている.
- 1999-09-25
著者
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