ガウス雑音による2進符号誤りで学ぶ確率事象の一視点(<特集>教育情報の解析と数理モデル/一般)
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概要
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本論文は"ガウス雑音で生ずる2進符号列の誤り率と単一パリティ・ビットを有する(8, 7).(15, 14)符号語のパリティ検査能力を推定する"という課題を設定して、高専高学年次の専門科目で学ぶ確率・統計への学習教材への提供を意図したものである。教養課程で修得した知識を工学的観点から確率事象を理解するためには、一つの課題に関わる種々の事象を多面的な角度から系統的に学習することも重要であると考える。円周率π5000桁を活用して、上記の課題を計算する課程で種々の確率分布を図式的に導くことを試みた。具体的には、中央極限定理を応用してガウス雑音の生成、論理符号"1", "0"の生起確率1/2のランダム2進符号列の生成、符号誤り率の推定、上記の単一パリティの検査能力等について述べている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-14
著者
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