フレーム構造論理を用いた名詞句「AのB」の意味解析

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
自然言語文の意味を論理的枠組みの中で取り扱おうとする従来からの研究のほとんどは,述語論理を基礎としている.しかし,自然言語と述語論理の意味記述法の間には大きなギャップが存在する.本研究では,フレーム構造論理と呼ばれる新たな論理体系を提案する.そして,それを用いて,日本語文においてよく用いられる「AのB」という名詞句の意味構造を記述する方法を与える.先ず,与えられた名詞句「AのB」の各々の名詞の意味素性に着目し,それらの組み合わせによって「AのB」の意味的関係を決定する.そして,それを基に「AのB」の意味構造を本論理に翻訳する手法を与える.翻訳された論理式上では,名詞句間の階層関係や属性関係を直接にシミュレートすることが可能である.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-05-11

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク