意味処理、知識処理の最近の動向
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概要
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自然言語処理研究は、いわゆるtoy systemの段階を脱して、大規模化を標榜し始めている。しかしながら、toy systemと大規模システムとの間に横たわるギャップはあまりにも大きく、それが自然言語処理研究自体が最近やや沈滞している一因となってきた。それに対して最近この事態を打破しようとする動きが見られる。一つは、自然言語の構文、意味解析に新しいパラダイムを導入しようとする動きである。この中から統合と、ネットワークを用いた意味処理の試みなどを紹介する。もう一つは、大規模知識ベース、大規模辞書などを作り、それらを基本的な道具として大規模な自然言語処理システムを構築しようとするものである。日本電子辞書研究所や欧米の研究の流れなどについて紹介する。これらの流れは、今後の自然言語処理、意味処理、知識処理といった分野に大きな影響を与えるとともに、今後の人工知能研究全般に影響を与えるものと期待される。
- 1993-05-21
著者
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