拡張モダリティの提案 : 自由回答から回答者の意図を判定するために

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
自由記述型のアンケートの回答から意図を抽出する際、文末表現を中心とするモダリティは回答者の発話態度として抽出の手がかりにできる。しかし、従来のモダリティ論は助動詞および助動詞相当語句を中心とした品詞の違いを重視したものであった。本稿では、回答文を典型的な要求表現「てほしい」で言い換えることができるか否かによって要求意図を持つことを判定し、この判定手続きが妥当なものであるかどうかを検証する作業を行った。その結果、「てほしい」に対応する表現を従来のモダリティよりも広い範囲で取り出すことができた。本稿では、この広義のモダリティを「拡張モダリティ」と呼ぶ。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-10-18

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク