レーザプリンタの自動判別について
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概要
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レーザプリンタの機種の判別は犯罪捜査の重要な課題の1つである. 本論文では, 印刷された文字をHaarウェーブレット基底によって多重解像度解析し, レーザプリンタ機種を自動的に判別する方法について検討する. 各解像度における各カテゴリの文字図形のパワースペクトルを調べ, 機種ごとに差が大きく, かつ, 印字濃度の影響の小さい解像度でのパワースペクトルを各機種の特徴として保存する. 入力文字のカテゴリを認識したあと, これらの解像度における入力文字図形のパワースペクトルと, 各機種の特徴とを比較することによってレーザプリンタ機種を判別する. 3つの機種のレーザプリンタでごく普通に印刷された試料について実験を行い, 本手法によって100%機種を判別できることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-19
著者
-
田村 裕一
新潟大学工学部情報工学科
-
小川 英光
東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻
-
小川 英光
東京工業大学工学部情報工学科
-
山崎 一生
新潟大学工学部情報工学科
-
山崎 一生
新潟大学工学部
-
李 芒
新潟大学工学部情報工学科
-
李 芒
日本シノプシス(株)
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