最大差型部分空間法によるパターン認識
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概要
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パターン認識における部分空間法の識別原理は,パターンfをそれぞれのカテゴリの部分空間に正射影しそのノルムが最大となるカテゴリにパターンを対応づけることである.即ち,部分空間法の識別規則は||P_if||^2>||P_jf||^2,∀j≠i⇒f∈Ω_i(1)となる.ここで,Rはカテゴリiに対心する部分空間への正射影作用素,Ω_iはカテゴリiに属するパターンの集合である.部分空間の決定法として代表的なCLAFIC法(CLAss-Featuring Information Compression)では,部分空間をJ_C[P_i]≡E__<f∈Ω_i>(||P_if||^2)(2)を最大にするように決定する.即ち,他のカテゴリのことは考慮せず自分のカテゴリへの射影成分のノルムの期待値だけをなるべく大きくしようとする.このような考え方では類別が必ずしもうまくという保証はない.式(1)によって類別を行なうためには,自分のカテゴリへの射影成分のノルムを大きくするだけでなく,他のカテゴリへの射影成分のノルムを小さくする必要がある.そこで,本研究ではこのような部分空間の決定法を提案する.
- 1996-03-11
著者
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