両眼視差に基づく奥行き知覚と立体表示 : 奥行き融像立体表示(DFD表示)や仮想画枠(VFM)を例として
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概要
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新しいディスプレイを研究開発するためには人間の視覚系が実世界をどのように知覚しているかをよく理解することが重要である.本稿では, まず, 遮蔽が存在する場合の視方向, 形状知覚, アライメントなど, 両眼視差に基づいた立体(3D)の知覚に関係するいくつかの知見を述べる.つぎに, 実際にディスプレイに適用した例として, (1)画枠に接する物体をディスプレイ面よりも手前に表示した際に生ずる奥行き知覚ひずみとそれを防止する"仮想画枠(VFM)", および(2)前後2枚の輝度変調画像のみを用いて仮想的に3次元表示を行う新しい表示方式"奥行き融像立体表示(DFD表示)"について述べる.
- 2000-09-15
著者
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高田 英明
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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陶山 史朗
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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石榑 康雄
NTTサイバースペース研究所
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陶山 史朗
NTTサイバースペース研究所
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高田 英明
NTTサイバースペース研究所
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大塚 作一
NTTサイバースペース研究所
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石榑 康雄
日本電信電話株式会社nttサイバースペース研究所
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高田 英明
日本電信電話株式会社NTTサイバーソリューション研究所
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