小型カメラを用いたAR空間における仮想付箋の試作
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概要
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近年, 作業空間や情報提示空間として Augmented Reality (AR) 空間を利用する研究が盛んになってきている. AR空間とは実空間に仮想空間を重ねることで仮想物体が実空間中に実在しているように見せる環境である. AR空間を用いれば, 実物体に関連した情報を実物体に重ねて提示することが可能であると考えられる. 本稿では, AR空間への仮想的な付箋(仮想付箋)の表示とその付箋に描かれるデータの入力を行なうために試作したシステムについてのべる. このシステムは小型カメラで取り込んだ静止画像を, 仮想付箋としてAR空間中に提示し, その仮想付箋の3次元的な移動, 複製, 消去を可能にするシステムである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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横矢 直和
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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竹村 治雄
奈良先端科学技術大学院大学
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横矢 直和
奈良先端科学技術大学院大学
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大隈 隆史
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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仲村 元亨
奈良先端科学技術大学院大学
-
仲村 元享
奈良先端科学技術大学院大学
-
大隈 隆史
奈良先端科学技術大学院大学
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