CELP方式における雑音符号ベクトル長の制限に関する一検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ピッチパルスの位置を合わせて学習した雑音符号帳を用いたCELP方式として、位相適応型PSI-CELP方式が提案されている。位相適応型のCELP方式においては、位相適応時に雑音符号ベクトルをシフトして用いるため、一般的なCELP方式より長いベクトル長の雑音符号帳が用いられる。一方、有声音声においては、1ピッチ周期の残差信号におけるピッチパルスの近傍が聴覚的に特に重要であることが知られている。このため、ピッチパルスの位置を合わせた雑音ベクトルにおいては、ピッチパルスの近傍のみにベクトル長を制限しても、音声品質の劣化は少ないと考えられる。本報告では、位相適応型のCELP方式において、雑音符号帳のベクトル長をピッチパルスの近傍のみに限定することによる音声品質への影響を検討した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
吉田 幸司
松下通信工業
-
江原 宏幸
松下電器産業(株)
-
江原 宏幸
松下通信工業(株)テレコム研究所
-
瀧 秀士
松下通信工業(株)テレコム研究所
-
瀧 秀士
松下通信工業 テレコム研
-
吉田 幸司
松下通信工(株)テレコム研究所
関連論文
- G.729音声符号化における移動平均予測符号化パラメータの内挿的フレーム消失隠蔽処理
- 高能率符号励振線形予測符号化と帯域選択型変形離散余弦変換符号化を用いた32kbit/sスケーラブル広帯域音声・オーディオ符号化方式の開発
- D-14-12 MPEG-4/NB-CELPの誤り耐性改善に関する検討
- コムフィルタを用いた音声と雑音の分離の検討
- ピッチ調波構造の修復を用いた音声強調法の検討
- 隠れマルコフモデルを用いた最ゆう推定に基づく誤り訂正
- STRAIGHTスペクトルパラメータの2次元DCTに基づく量子化に関する検討
- MA予測型量子化におけるフレーム損失パラメータのHMMに基づく補間
- HMMに基づく損失したゲインパラメータの補間に関する検討
- RS符号とHMMを組合せた誤り訂正法の検討
- HMMを用いた最尤推定に基づく誤り訂正
- HMMを用いた最尤推定に基づく誤り訂正
- HMMを用いた誤り訂正法の検討
- エコーキャンセラへのファジィ推論の応用
- 離散HMMにより符号帳を選択するベクトル量子化手法
- MBE音声符号化に対するHMMとハフマン符号を用いたベクトル量子化法の適用
- MBE符号化法の振幅推定方法の一検討
- ディジタル移動体通信用音声符号化方式 (移動体通信特集) -- (要素技術)
- 音源のスペクトル振幅を補正するLPC-MBE方式の検討
- A-176 音声コーデックにおけるサブフレーム可変化の検討(A-7. 情報理論,一般講演)
- 2.4kbpsMBE音声符号化方式の検討
- A-177 2.4kbpsMBE音声符号化方式の検討(A-7. 情報理論,一般講演)
- ピッチフィルタ処理によるスペクトル符号化を用いた7/10/15kHz帯域スケーラブル音声符号化(音声,聴覚)
- スケーラブル音声符号化向け低遅延MDCT分析窓の一検討
- LG-004 狭帯域-広帯域予測モデルに基づく帯域スケーラブルLSP量子化(G. 音声・音楽)
- 少数パルス駆動音源を用いる低ビットレート音声符号化方式の品質改善
- 少数パルス駆動音源を用いる低ビットレート音声符号化方式の品質改善
- D-14-6 代数符号帳を用いた低ビットレートCELPの品質改善
- パルス拡散音源を用いたCELP方式の品質改善
- パルス拡散音源を用いた低レート音声符号化
- 位相適応型パルス音源の誤り耐性向上に関する検討
- パルス拡散構造音源を併用するACELP符号化
- CELP符号化における位相適応型パルス音源探索の検討
- CELP方式における雑音符号ベクトル長の制限に関する一検討
- 音声の短時間的特徴に対応したマルチモードCELP符号化
- マルチモードCELP型可変レート音声符号化方式
- MBE音声符号化方式におけるピッチ修正法の検討
- CELP実行時の消費電流削減手法の検討
- ブロック浮動小数点処理の効率化に関する一検討
- A-96 ブロック浮動小数点処理の効率化に関する一検討(A-4. ディジタル信号処理,一般講演)
- 低ビットレート音声符号化のための背景雑音信号のモデル化に関する検討
- 固体録音における話速変換機能の検討
- 第3世代移動体通信システム (特集 移動体電話)