G.729音声符号化における移動平均予測符号化パラメータの内挿的フレーム消失隠蔽処理
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概要
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予測符号化を用いて符号化されたパラメータがフレーム消失等によって消失した場合,次フレームで受信したパラメータを利用して消失したパラメータを内挿的に隠蔽するアルゴリズムを提案する。提案法では,前フレームから現フレーム,現フレームから次フレーム,の3フレームに渡る復号パラメータの変化を最小化することによって消失フレームにおける符号化パラメータを決定する。提案法をITU-T勧告G.729に組み込み,線スペクトル周波数(LSF)パラメータと固定符号帳(FCB)利得パラメータの隠蔽処理に適用した。客観評価及び主観評価により効果を確認し,フレーム消失率10%(ランダム消失)において主観的に有意な品質改善(平均オピニオンスコア(MOS)で0.23〜0.29)を得た。
- 2008-03-01
著者
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