パルス拡散構造音源を併用するACELP符号化
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概要
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ACELP用音源として、時間方向のパワの拡がり (拡散性) を考慮したパルス拡散構造音源を提案する。ACELP構造音源は、パルスの位置情報および極性情報から励振ベクトルを生成する音源であり、これまでに様々な改良がなされている。この音源の代表的な特長は符号帳探索の計算量が少ないことであるが、一方で、音源のパルス化のために無声区間で符号化歪みが大きくなる傾向がある。ここでは、有声区間に対してはACELP構造音源、無声区間に対しては提案するパルス拡散構造音源を、適応的に切替えて使うことにより、合成音の客観的品質の向上が可能になることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
-
吉田 幸司
松下通信工業
-
江原 宏幸
松下電器産業(株)
-
江原 宏幸
松下通信工業(株)テレコム研究所
-
安永 和敏
松下技研移動体通信研究所
-
森井 利幸
松下技研(株) 移動体通信研究所
-
安永 和敏
松下技研(株) 移動体通信研究所
-
吉田 幸司
松下通信工(株)テレコム研究所
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