神経回路による疑似単語音声信号の正規化と教師なし学習
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概要
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われわれは, 生まれたときから周囲の話し声を聞いているだけで自然と言葉を憶えていく. これはわれわれの音声信号が教師なし学習である可能性が高いことを示すものである. だが, 周囲から聞こえてくる話し声は, 時と場合によって刻々とスピードが変わっている. つまり, われわれが学習するときに聞こえている音声信号は, 時間軸方向に非線型な伸縮を受けていると仮定せねぱならない. この仮定より, 成人が言葉を認識する際には聞いた音声信号をあらかじめ知っているパターンに当てはめるようにパターンを時間的に補正(正規化)していると考えられる. 同様に幼児期の言語学習過程でも, さまざまな時間伸縮を受けた単語音声信号を正規化しながら, モデルとなるパターンを獲得すると予想することができる. そこで, Dynamic Link Architecture(DLA)手法を用いて正規化処理を行ない, それを教師なし学習法を使って学習する手法を提案する.
- 1996-03-18
著者
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