順序ソート付き項書換え系のカリー化に関する一考察

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概要

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作用的な項書換えは、組合せ論理を表現できることから、Haskellなどの近代の関数型言語の設計や実装において重要な役割を果たしている。しかし、項書換えの理論では、これまで作用的な形式はあまり扱われていない。文献[l]では、単一ソートの場合において、関数的な項書換え系と作用的な項書換え系の間の関係に焦点が当てられ、項書換え系のカリー化によって、SN,CR,WN,WCR,UN,そして完備などの性質が保存されることが示された。また、最近の関数型言語の多くが型システムを標準的に持っているにもかかわらず、型の概念を持つ項書換え系をカリー化する試みはされていない。本研究では型の概念を持つ項書換え系として順序ソート項書換え系を選び、カリー化による変換が保存する性質を明らかにする。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

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