作図機能を備えた幾何論証におけるCAIのシステム構成について

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概要

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近年,教育におけるコンピュータの応用としてCAIの研究が盛んに行なわれている。幾何諭証を扱ったCAIの開発には,複数存在し得る解法から学習者がどの解法を用いて証明を行なっているかを認識することや,補助線問題の取り扱いなどの問題点を検討する必要がある。そこで我々は,中学程度の三角形の合同証明から結諭を導く課題において,学習者の解法を認識し,かつ補助線問題の取り扱いが可能となるCAIシステムの開発を試み,現在開発中である。本システムの特徴として以下の3点があげられる。(1)学習者は課題に示された作図を行なう(2)システムは学習者に示すものと同じ日本語の課題文から内部での課題構造表現を生成する。(3)証明検証のために可能なすべての証明を表現したテンプレートは用意しない。本稿では,システムの構成と図形及び課題のシステム内部表現と検証手順について述べる
社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

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