ファジイ推論による試行錯誤型学習の CAL モデル
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概要
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学習過程における試行錯誤は,学習教材を少しずつ習得しながら除々に理解を深めていく大切な行動である.段階を追って学ぶコースウェア学習では,各時点で学習内容を確実に理解しながら前進することが理想である.しかし,多くの学習者は,前進後退を繰り返しながら試行錯誤して全体の理解を深めているのが実情である.本論文では,試行錯誤の挙動が理解度のファジイネスに起因するとの前提で,試行錯誤型のコンピュータ支援型学習システム(CAL)のモデルを,ファジイ化した理解度によるファジイ推論規則で定式化する.本論文の目的は,こうした試行錯誤の学習行動を支援するCALの機能を実現することにある.本論文の前半でファジイ理論に沿った論理設計を議論し,後半で試行錯誤型学習法の支援をCALとして実現するための手法を示し,併せてシミュレーションの結果についても言及する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-04-25
著者
-
石井 直宏
名古屋工業大学知能情報システム学科
-
磯本 征雄
名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科
-
磯本 征雄
名古屋市立大学
-
吉根 勝美
名古屋市立大学計算センター
-
吉根 勝美
南山大 経済
-
吉根 勝美
名古屋市立大学
-
石井 直宏
愛知工業大学大学院 経営情報科学研究科
-
石井 直宏
名古屋工業大学
-
木村 吉男
中京大学経済学部
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