仕様を利用したタイミング検証 : 詳細に検証すべき状態・入力変化対の絞り込み
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概要
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非同期式順序回路では,複数の入力変化が接近した場合に仕様通りの状態遷移を起こすか否かの確認が重要課題の一つであるが,この確認に既存のタイミング検証法を用いた場合,過渡状態等の生成のため検証に指数的な時間が必要となる.本報告では,回路の構造および仕様と回路との対応関係から,過渡状態等を生成するまでもなく仕様通りの遷移が起こる状態遷移を検出し,詳細に検証すべき状態遷移を絞り込むための形式的方法について述べている.まず,変化しない入力値や状態変数値に着目し,そのような絞り込みが可能となるための十分条件を与えている.次に,この十分条件の判定法を与え,その時間計算量がO(|L|^2)であること(|L|は回路内の信号線の数)を明らかにしている.また,十分条件を具体的な回路に適用し,本方法の有効性を示している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-23
著者
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