ビギナーの自発的・発見的学習を支援する統合環境SILf

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概要

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ビギナーのパソコン学習を支援する統合環境SILfについて述べる。この環境の中核には、ビギナーが自ら進んで学習できるような一つの仮想世界が設けてあり、その中で自由に動き回ったり、知識を得たりすることが可能である。しかし、最初から行動の指針を決定することは難しいため、プログラミングの概念を修得するコースも設定しておく。この仮想世界で使用する言語部をMUSeと呼ぶ。その特徴として、学習者の指示にすぐ反応できるインタプリタ、集合のようなデータの集まりを一つの構造体として扱うのに適したリスト処理、複数の言語を使用可能とするマルチアクタ等の採用が上げられる。本稿では、まず全体の基本的概念を明らかにし、現在開発中のMUSeの特徴について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-06-19

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