カプセル内視鏡画像を用いた小腸出血点の自動検出(Japanese Session 1)
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概要
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消化器官の検査や手術に用いられてきた内視鏡はチューブ型のもので, 挿入時に痛みを供なう.近年, カプセル内視鏡が開発されて患者の負担は軽減したが, 消化管の螺旋運動により受動的に移動しながら体内を撮影するため, 医師は診断時に数万枚の画像の中から異常部位を見つけ出す必要がある.診断部位の中でも小腸は細胞診を行うことなく, 目視のみで診断可能な場合が多いため, 画像処理技術による自動診断法の開発が期待されている.今後ますますカプセル内視鏡による検査数が増加すると予測される.本論文では, 小腸異常の一種である出血点の検出法を提案する.出血点の形状は一意に定義できないため, 色情報を元に認識する.認識手法には, 判別分析法を用いる手法とベイズ決定則を用いる手法を比較する.診断システムとしては出血点の認識率が100[%]かつ正常部位受け入れ率が低い事が望ましい.診断の正解率が100[%]となるようにシステムを設計した際の正常部位受け入れ率を評価する.40枚のテスト画像を用いた結果, 判別分析では19.7[%], ベイズ決定則では4.6[%]の正常部位受け入れ率を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-09-15
著者
-
後藤 秀実
名古屋大学消化器内科
-
大宮 直木
名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
-
後藤 秀実
名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
-
後藤 秀実
名古屋大学大学院医学系研究科病態修復内科学
-
後藤 秀実
名古屋大学病態修復内科学
-
後藤 秀実
名古屋大学医学部付属病院 消化器内科
-
大宮 直木
名古屋大学大学院 消化器内科学
-
大宮 直木
名古屋大学 大学院消化器内科学
-
梅崎 太造
名古屋工業大学大学院工学研究科
-
佐藤 麻梨子
名古屋工業大学大学院工学研究科
-
後藤 秀実
名古屋大学 大学院 病態内科学 講座 病態修復内科
-
梅崎 太造
名古屋工業大学
-
後藤 秀実
名古屋大学大学院 医学系研究科病態修復内科学
-
梅崎 太造
名古屋工業大学大学院
-
梅崎 太造
名古屋工業大学 大学院工学研究科
-
大宮 直木
名古屋大学消化器内科
-
後藤 秀実
名古屋大学 医学部
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