当院におけるHIV, HCV重複感染症例に対するペグインターフェロン, リバビリン併用療法の治療成績

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概要

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名古屋医療センターにてHIV，HCV重複感染10症例に対しペグインターフェロン，リバビリン併用療法が行われた．HCV genotypeは，1bが3例，3bが2例，2b，2c，3a，4a，6nがそれぞれ1例ずつであった．9例に抗HIV療法が併用され，そのうち5例で抗HIV剤の変更が行われた．予定治療完遂例は7例であった．全例で治療中に重篤な有害事象は認めなかった．HCVの持続的ウイルス陰性化は，genotype 1または4で4例中1例（25％），1または4以外で6例中5例（83％）に認められた．HIV，HCV重複感染症例に対する本治療法は，安全で有用な治療と考えられた．
2012-07-05

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